亀田製菓の会長であるインド人のジュネジャ・レカ・ラジュ氏。
日本メーカーの社長がインド人とは驚きですが、果たしてどんな人物なのか気になります。
そこで今回は、経歴や来日理由、今後の展望を調べてみました!
亀田製菓会長・ジュネジャ・レカ・ラジュの経歴
インド出身の亀田製菓会長「日本はさらなる移民受け入れを」 pic.twitter.com/iKKH3c5yMo
— AFPBB News (@afpbbcom) December 16, 2024
1984年 | インドから来日 大阪大学工学部研究員 |
1989年 | 名古屋大学大学院生命農学研究科博士課程修了 |
太陽化学入社 | |
2003年 | 太陽化学・代表取締役副社長に就任 複数の海外グループ会社の最高責任者を兼任 |
2014年 | ロート製薬・取締役副社長兼チーフヘルスオフィサーに就任 |
2020年 | 亀田製菓・代表取締役副社長に就任 |
2022年6月 | 亀田製菓代表取締役会長CEO |
現在72歳!来日は40年前とのこと。
来日理由
来日理由は、
- 発酵・微生物の研究がしたかったから
- 国内総生産(GDP)がほぼ世界1位だったから
当時日本には、世界トップクラスの発酵・微生物学の第一人者がいたんだそう。
この人の下で研究したい!
と考え、来日を決意したと語っています。
日本に来たらだんだん日本のことが好きになりました。日本人も和食も(笑)
と語るジュネジャ氏。
インド人と日本人の魂は似ているところがあるとも語り、
周りからは「日本人より日本人らしい」ともいわれているとか。
もちろんですが、日本語も流暢です!
1984年の来日以来、バイオテクノロジーや発酵技術などを研究したジュネジャ氏。
現在は特に微生物に着目し、世界が直面している『たんぱく質危機』に対応したいと考えています。
亀田製菓は現在、プラントベース(植物由来)の代替え肉などを展開していますが、
今後は微生物からとれたタンパク質の商品を発表するかもしれないですね!
亀田製菓の入社理由
賀来賢人さん渾身の
— 亀田の柿の種【公式】 (@kameda_kakitane) March 13, 2024
「うまーーーーーーーーーーーーーーいッ⤴︎!」#真似してみるとハマります#小さな柿の種からビッグニュース pic.twitter.com/fYCmwAxLpC
ジュネジャ氏は入社理由について、下記のように語っています。
- 会長から直々にオファーを受けた
- 柿の種が大好き
- 食にまつわるものが好き
会長からオファー
大学で研究を終えた後も、太陽化学やロート製薬で、
バイオテクノロジーや微生物の製品への活用について取り組んできたジュネジャ氏。
ある時、亀田製菓の『亀田製菓が2050年に向けてどういう会社になるのか』という会で当時の会長から
亀田製菓をどう思うか?
と問われた際、
この会社はなくならない。
人が生きるためには必ず食がいる。
一回食べたらまた食べたくなるような美味しさ、食感を持っている会社。
と答えたジュネジャ氏。
その後、なんと会長直々に入社のオファーがあったという。
まさか入社するとは思わなかった
と語っています。
柿の種が大好き
入社前から柿の種が大好きだったというジュネジャ氏。
特に、
ことが入社への大きなきっかけになったそう。
日本のお菓子はインド人の味覚からすると『甘さが足りないといわれることが多いそうですが、
『柿の種』だけは例外!
現地の人や他国の人にも喜ばれたのだといいます。
その経験から、海外への展開を考え始めたんですね!
食にまつわるものが大好き
食品メーカー以外で勤務してきたジュネジャ氏。
日本食が大好きと語るジュネジャ氏。
以前から食への興味があったことも入社理由のひとつ。
現在亀田製菓は、『食のバリアフリー化』と題して、アレルギーフリーの商品に力を入れています。
現在、亀田製菓は、国産米100%使用をはじめ、28品目アレルゲンフリー、ハラール認証の商品などを展開中。
アレルギーで困っている人が世界中にいる。
その人たちのために、米菓の技術を応用した商品を世界に広めたい。
とジュネジャ氏はいいます。
多様な宗教があるインド出身だからこその視点!
今後の展望
🍘‥━━━━━
— 亀田製菓【公式】 (@Kameda_JP) March 7, 2022
知ってた!?亀田製菓
━━━━━‥🍚#亀田製菓 はおせんべいだけじゃなく
お米を使った色々な食品を開発しています✨
グルテンフリーの米粉パン🍞
大豆でできたパティ🍔
さらにはお米由来の乳酸菌まで✨
今後いろんな商品を紹介していくよ👍
お楽しみに😊 pic.twitter.com/xOJVuhTIjz
そのための手段として、
- 海外事業・食品の展開
- 海外からの人材を強化
海外事業・食品の展開
人口減少に伴い国内の米菓市場が伸び悩んでいる今、
海外事業への展開・米菓以外の食品への応用が必要であるとするジュネジャ氏。
2030年までに「国内米菓5割:海外3割:食品2割」の比率を目指しているそう。
海外からの人材を強化
人口減少に伴い、国内の市場が厳しくなってきた昨今。
単純に『数』といった物理的なものではなく、
海外のマインドセットや文化が重要であると語るジュネジャ氏。
日本は変わらなければならない
とし、海外からの人材獲得に力を入れたいと語っています。
グローバルな視点を取り入れることが目的とのこと。
日本以外のバックグラウンドを持つジュネジャさんならではですね!
まとめ
今回は、亀田製菓の会長・ジュネジャ・レカ・ラジュさんについて調べてみました。
インド出身で、様々なメーカーを勤務してきたからこその
グローバルな視点をもった方でしたね!
今後は亀田製菓も海外事業や、米菓以外の商品開発にも力をいれるとのこと。
これからの新しい商品が楽しみですね!
お読みいただきありがとうございました!